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調和的でサスティナブルな社会・経済システムとは?変化の激しい世界で歩きながら考える。

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ネット情報の玉石石石石混交

インターネットとパソコンをはじめとするさまざまな情報端末の普及により、いつでもどこでも簡単に大量の情報を入手することが可能になった。便利といえば便利になったが、物事の適切な判断がしやすくなったかといえば、答えるのは難しい。私たちは、つい、…

インフォメーションとインテリジェンス

本を読んだり、ネットで調べたり、いろいろ情報を集めても、それらの情報をどう評価し、そこから何を導き出すかが肝心だ。もちろん、どんな情報を集めるかによって、そこから導き出される答も違ってくるだろうから、情報収集の方法も重要に違いない。でも、…

目的はサバイバル

最近のニュースによると、東京大地震研究所は、首都直下型など、南関東におけるマグニチュード7級の地震が4年以内に発生する確率が70%になるという試算を出したそうだ。私はどうも、「確率」という概念がイマイチ腑に落ちないのだが、地震の起きるメカ…

チーターとフリーライダー

進化生物学者、長谷川英祐氏の本、『働かないアリに意義がある』は、ハチやアリなど「真社会性生物」の興味深い生態について書かれている。かれらは、繁殖を専門とする女王(王)と、労働を専門におこなうワーカーからなるコロニーを形成して集団生活を営む…

働きアリと日本の高齢労働者

この週末、会社のオフィスでレイアウト替えがある。昨日はほぼ一日、荷物の梱包作業に追われてクタクタになった。午後になると、大手運送会社が外部に移す書類の引き取りに来ていた。どう見ても70歳前後にしか見えない小柄な男性が、台車にこぼれ落ちそう…

ブックレビューやめる?

せっかく、はてなブログに引越して心機一転書き始めたのに、気がつけば以前と変わらない長めの文章書いてる。 アップが細切れになっただけじゃん!! いろいろ書きたいことがあるといえばそうなんだけど、書けば書くほど自分は文章書くのが苦手だと感じる今…

『市場を創る―バザールからネット取引まで』 3

格差の少ない弱者にもやさしい社会や貧困、環境破壊のない世界を願っている人々(もちろん私もその一人だ)が、市場原理や競争社会こそが問題の元凶だと決めつけているのを、しばしば見聞きする。本書を読めば、そのような市場に対するステレオタイプ的な観…

『市場を創る―バザールからネット取引まで』 2

マクミラン氏は、何でもただ市場に任せればよいと考えているわけではない。市場参加者のボトム・アップによる自生的変化を市場の主要原動力としながらも、市場がその潜在力をフルに発揮するためには、政府の助けが必要であるとしている。「…しかし、自由市場…

『市場を創る―バザールからネット取引まで』 1

この前、極端な経済政策と市場化の本を取り上げたので、バランスを取るために(?)、もう一つ別の本をリライト記事で紹介しておこう。ゲーム理論で有名なミクロ経済学者(らしい)、ジョン・マクミランの著書、『市場を創る―バザールからネット取引まで』2…

女性宮家と皇位継承問題

私は、TVは基本的に平日朝の情報番組しか見ないし、新聞もとっていない。マスコミ、特に東京のTV局は基本的に信用できないと(福島原発事故報道でますます)感じているので、関東在住にもかかわらず、ネットで関西のニュース番組をチェックしたりしてい…

ショック・ドクトリン ― 惨事便乗型資本主義 2

「…2004年末に大津波がスリランカを襲ってからすでに数か月が経っていたが、私はここでも同じような手口を目撃することになる。災害後、外国資本家と国際金融機関はただちに結託してこのパニック状況を利用し、村を再建しようとした数十万人の漁民を海岸…

ショック・ドクトリン ― 惨事便乗型資本主義 1

カナダのジャーナリスト、ナオミ・クライン女史の話題本、『ショック・ドクトリン』を年末年始に読破しようとして、早々に挫折してしまった。上下2巻にわたる大著だが、私には序章だけで十分だと思ってしまったのが一番の理由。それと、第一部第一章の内容…

これまでのあらすじ

ふと、私が今後書く記事の内容が、はてなブログになってから読んでくれている人にとって、話の流れがよく分からない場合も出てくるかもしれないなと思った。このブログのテーマについても、なんにも説明していないし(そのまんまだけど)。なので、今までの…

天才の読書術

世の中には天才と呼ばれる人たちがいる。では学問の天才たちがどういう本の読み方をしていたかというと、必ずしも速読のような効率的なインプットをしていたわけではないようだ。東工大教授の橋爪大三郎先生の話によると、かの小室直樹先生は同じ本を10回…

凡才の読書術 2

とはいえ、情報(素材)は多いに越したことはないだろう。それが難しいなら、厳選するしかない。私は、読むべき本を探して決定するのに、結構時間を割いている。その点でもネット時代は本当に有り難い!家に居ながら知りたいテーマに関する本を検索できるし…

凡才の読書術 1

限られた時間と頭脳(私の場合)で効率よく読書をして、必要な情報を集め、知りたいことへの理解を深めるにはどうしたらいいのだろう 次々出版される書籍、インターネットやスマホの普及。それらを介して増殖する情報を処理する方策として、多くの人々(とく…

P.F. ドラッカー

今さらというか今頃になって、先月初めてP. F. ドラッカー氏の本を読んだ。しかも2002年に出版された本。。。 『もしドラ』の大ヒットで、ただ漠然と“企業のマネジメントや経営哲学で有名な人”ぐらいのイメージしかなく、ゆえに興味もなかったのだけど、、、…

A Happy New Year!

新年あけましておめでとうございます。 ここ5~6年、mixi日記を含め、いくつかの日記やブログを始めてはクローズしてきました。 ライフスタイルや自分の関心、価値観の変化が区切りとなったのですが、そういう意味では、今回のリスタートは今までほどの変…